About Marvelous
贅沢なプライベートチャーターほどの予算はかけられないけれど、本格的なリブアボード体験を少人数でゆったり楽しみたい――そんな方には「Marvelous」がぴったりです。全長23メートル、2019年に建造されたこのピニシは、コモドの海峡を安定して進めるサイズでありながら、早朝にはタカ・マカッサルのような静かな湾にもすっと寄り添えます。客室は1室のみで、シェア利用の構成。個人やカップルでの参加者同士が出会い、交流を楽しめるオープングループの旅を提供します。冒険好きな旅人同士が自然と打ち解ける、そんな空気感がここにはあります。
3日間の旅程は、コモドの定番ルートをしっかり体験。1日目は正午までにラブアンバジョに到着し、船に乗り込みます。荷物をキャビンに収納した後、午後遅くにメンジェリテ島へ向かいます。丘の裏に太陽が沈む頃、外側のリーフでシュノーケリング。流れに乗ってやってくる Reef Sharks やブルーフィン・トレビアリーの姿が、この海域の豊かさを物語ります。デッキに戻れば、マストの下でシンプルな夕食。錨を下ろした静けさの中で、波音とともに食事を楽しめます。
2日目は早朝5時に出発し、パダール島へ。頂上までのハイキングはそれほど長くありませんが、特に夜明けの光に照らされた景色は、コモドの火山地形のドラマチックさを余すところなく見せてくれます。船上で朝食後、コモド島のコモド・ビレッジへ。レンジャーの案内でサバンナを歩き、野生のコモドドラゴンを観察します。昼間の暑さの中をゆっくりと歩くその姿は、何度見ても圧倒されます。その後、ピンクビーチへ短いセーリング。サンゴの粉で淡いピンクに染まった砂浜で泳いだり、昼寝をしたり。午後にはバトゥ・ボロンのマントポイントへ。上昇海流がマンタを引き寄せ、夕暮れ前の水中でじっくり観察できるチャンスです。その後はカロン島でサンセット。マングローブ林から数千匹のフルーツバットが一斉に飛び立つ光景を、空の色が変わる中で見届けます。
最終日の3日目は、カナワ島沖のチャンネルで目を覚ます。午前7時半にはタカ・マカッサルへ。砂州と外洋が交わるポイントで、ホワイトチップシャークが海底で休む姿や、上を旋回するジャクスの群れを探しましょう。2つ目のポイント、カナワ島では浅いサンゴ礁が広がり、写真撮影や初心者シュノーケラーに最適です。船は午後2時頃にラブアンバジョに戻り、次のフライトや街歩きの時間を確保できます。Marvelousは五つ星の料理も専属のメイドもいませんが、コモドの自然を確実に、そして地元の知見をもって届けてくれます。甲板の装飾よりも、海の中の世界に価値を置く旅人にとって、まさにふさわしい選択肢です。










